1. ワクワクメールでの出会い
ワクワクメールは、手軽に出会えることで知られる出会い系サイトだ。
俺は特に真剣な恋愛を求めていたわけではなく、「暇なときに飲める相手がいたらいいな」 くらいの軽いノリで利用していた。
そんなある日、「飲みに行ける人いますか?」 と掲示板に投稿したところ、「いいですよ!」 と即レスしてきた女性がいた。
彼女の名前は 「ユリ(仮名)」、年齢は20代後半。
プロフィール写真は可愛らしく、スタイルも良さそうだった。
メッセージのやり取りも軽快で、会話のテンポも合いそうだったので、すぐに飲みに行く約束をした。
2. いざ居酒屋で待ち合わせ
金曜の夜、新宿の居酒屋で待ち合わせ。
俺はワクワクしながら待っていた。
約束の時間ちょうど、ユリが現れた。
写真通りの美人だったが、どこか慣れた雰囲気がある。
「はじめまして~!今日はありがとう!」
明るい笑顔とノリの良い話し方。
「お、この子いい感じじゃん」と思い、さっそく乾杯。
3. やたらと高い料理を注文する
最初は普通にビールとお通し。
軽く会話をしながら、「じゃあ、何か頼もうか?」とメニューを渡すと、彼女は迷わず 高めの料理 を選び始めた。
「この刺身盛り合わせ美味しそう!」(2,500円)
「和牛の炙り、めっちゃ食べたい!」(3,000円)
「日本酒も好きなんだよね~!この純米大吟醸いい?」(1合1,200円)
俺は心の中で 「結構いいもん頼むな…」 と思いながらも、まあいいかとOKした。
話してみると、彼女は「最近彼氏と別れたばかりで寂しい」とか、「仕事が忙しくて、こういう息抜きが必要」など、よくある出会い系の話題を振ってきた。
俺もそれなりに話を合わせ、「この後、もう一軒くらい行けるかな?」 なんて考えていた。
4. 「ちょっとトイレ行ってくるね」→消える
1時間ほど楽しく飲んで、料理もそこそこ食べたところで、彼女が 「ちょっとトイレ行ってくるね」 と席を立った。
俺は 「じゃあ、そろそろ次の店を考えようかな」 くらいに思っていた。
しかし、5分経っても戻ってこない。
「女性のトイレは混んでるのかな?」とスマホを見ながら待っていたが、10分…15分経過しても戻らない。
さすがに不審に思い、店員に 「すみません、女性のお客さん、まだトイレにいますか?」 と聞いた。
すると、店員は 「え?トイレには誰もいませんよ?」
「……マジかよ。」
やられた。
5. 逃げられた後の絶望
俺は急いで彼女のLINEにメッセージを送る。
俺「どうした?大丈夫?」(未読)
俺「何かあったなら言ってほしいんだけど…」(未読)
そのうち、LINEは 「ブロックされています」 という表示になった。
ワクワクメールを開いて彼女のプロフィールを確認すると、アカウントが消えていた。
完全にやられた。
居酒屋の会計を確認すると、合計 12,000円。
ビール1杯しか飲んでいない俺にとっては、なかなかの出費だった。
6. こういう詐欺女の手口とは?
後から調べると、このような「飲み逃げ」をする女性は意外と多いらしい。
特に、ワクワクメールやハッピーメールのような老舗出会い系サイトでは、悪質な手口が横行している という。
① 飲み目的で男性を釣る
② 居酒屋で高めの料理や酒を注文する
③ 途中で「トイレ行くね」と言って消える
④ すぐにアカウント削除&ブロック
これを繰り返すことで、毎週タダ飯を食べる「居酒屋荒らし」 がいるらしい。
7. 俺が学んだこと(対策)
この経験から、出会い系での「飲み逃げ女」に遭わないためのポイント を学んだ。
① 初対面で高い店には行かない
→ チェーン系の居酒屋やカフェを選ぶ(個人店の高級居酒屋はNG)
② 料理の注文は慎重に
→ 「少しずつ頼もう」と提案する(相手がガンガン頼むなら警戒)
③ 途中で支払いをする
→ 「そろそろお会計しようか?」と、トイレ前に精算する
④ 「次のお店を予約している」と言う
→ 「この後、2軒目のバーを予約してるから、逃げられない状況を作る」
⑤ 出会い系での「初回デートはカフェ」が最強
→ そもそも 最初はカフェで軽くお茶する くらいにして、相手の素性を確認するのが一番安全。
8. まとめ:出会い系には「飲み逃げ女」もいる!
ワクワクメールには「飯目的」の女性がいる
特に居酒屋で高い料理を頼み、途中でバックレる手口がある
対策として「カフェデート」「先払い」「安い店」を選ぶべき
「ちょっとトイレ行くね」と言われたら警戒する
出会い系は 「手軽に会える」メリットがある反面、こういうリスクもある ことを忘れてはいけない。
俺は 12,000円の授業料を払ったが、これからは絶対に気をつける。
ワクワクメールを使うなら、「タダ飯目的の女」に騙されないように注意しよう。