恋愛はどこで始まるかわからない。私は40代になってから婚活を本格的に始め、マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を利用することにした。
その中で、偶然マッチングしたのが女医の彼女だった。 最初は「医師」という職業に少し気後れしていたが、2年間の交際を通して多くのことを学び、特別な時間を過ごすことができた。
今回は、Pairsで出会った女医との交際がどのように始まり、どんなことを経験し、最終的にどうなったのかを詳しく綴りたい。
1. Pairsでの出会い:知的で落ち着いた彼女
Pairsでのマッチングはいつものように軽い気持ちで始まった。
彼女のプロフィールには、
✅ 30代後半の勤務医
✅ 趣味は読書と旅行
✅ 「仕事が忙しいですが、穏やかな関係を築ける方と出会えたら」
と書かれていた。
医師との恋愛は想像できなかったが、彼女のメッセージのやり取りはとても落ち着いていて、知的な雰囲気があった。
私:「お仕事忙しそうですね、休みの日は何をしてますか?」
彼女:「シフト制なので不規則ですが、休みの日はカフェで読書してます。あなたは?」
こんな風に、自然な会話のキャッチボールが続き、お互いに共通の話題が多いことがわかってきた。
2. 初デート:時間の大切さを感じる
最初のデートは、彼女の希望で落ち着いたカフェでランチをすることになった。
彼女は白いブラウスにシンプルなスカートを合わせた清潔感のある服装で、知的で上品な雰囲気を持っていた。
「はじめまして!」
と明るく微笑む姿に、私は少し緊張してしまった。
ランチをしながら話していると、彼女が医師としての仕事に誇りを持っていることが伝わってきた。
「正直、毎日忙しくて出会いの機会がないんです。でも、誰かとゆっくり話す時間は大切だなと思いました。」
彼女はそう言いながら、仕事の忙しさの中でも恋愛を大切にしたいという気持ちを素直に話してくれた。
3. 交際が始まるまでの道のり
最初のデート後も、彼女とは定期的にやり取りを続けた。
ただ、やはり彼女の仕事の忙しさがネックとなり、なかなか次のデートの日程を決めるのが難しかった。
✅ 「今月は夜勤が多くて、休みが不定期なんだ」
✅ 「来週の○曜日なら、夕方から少し時間が作れそう!」
こんな風に、お互いの時間をすり合わせながら、少しずつ距離を縮めていった。
3回目のデートのとき、彼女の方から
「もう少し一緒にいる時間を増やせたら嬉しいな」
と言ってくれた。
この言葉がきっかけで、私たちは正式に交際をスタートさせることになった。
4. 交際中のリアルな生活
交際が始まってからも、彼女の仕事のスケジュールに合わせることが必要だった。
平日のデートはほぼ不可能で、彼女がシフトの合間に休みを取れる日を狙って、週末の昼間に会うことが多かった。
✅ 仕事帰りに電話でお互いの一日を報告
✅ 彼女の休日に合わせて温泉旅行
✅ お互いの家でのんびり過ごす時間を大切にする
特に、彼女の仕事が大変なときは、私ができる限りサポートするようにしていた。
ある日、彼女が当直明けで疲れている様子だったので、彼女の好きなスープを作って持って行ったことがある。
「こんなに気遣ってもらったの、久しぶりかも…」
と涙ぐんだ彼女を見て、医師という仕事の厳しさと、それを支えるパートナーの大切さを改めて実感した。
5. 2年間の交際を経て…
付き合い始めて2年。私たちはお互いのライフスタイルに慣れ、自然体でいられる関係になっていた。
しかし、2年目に入った頃から、彼女の仕事がますます忙しくなり、結婚について考える時期がやってきた。
ある日、彼女が真剣な表情でこう言った。
「結婚はしたいけど、今の仕事を続けながら家庭を持つのは難しいかもしれない…」
私は彼女を支えたいと思っていたが、彼女のキャリアと結婚生活のバランスをどう取るべきか、二人で何度も話し合った。
最終的に、彼女は「今は仕事を最優先したい」という結論を出し、私たちはお互いの未来のために別れることを選んだ。
別れは辛かったが、彼女の選択を尊重し、最後は笑顔でお互いの道を歩むことを決めた。
6. Pairsでの出会いを振り返って…
この2年間の交際を振り返ると、Pairsがなければ絶対に出会えなかった関係だったと心から思う。
✅ 医師のような忙しい職業の人とも出会える
✅ 価値観が合えば、時間の制約を乗り越えられる
✅ 真剣な関係を築ける出会いがある
もし「医師と付き合うのは難しそう…」と思っている人がいたら、時間をかけて信頼関係を築けば、素敵な関係を築くことは十分可能 だと伝えたい。
Pairsは単なる出会いの場ではなく、お互いを知り、深く関わることができる場所だと実感した2年間だった。